サンディングを始める前に、鉛筆で軽くグリッドを描いておくとよいでしょう。 あまり強く押し付けないようにしましょう。 軽く一回りする程度で、全体に行き渡るようにします。 そうすることで、どこを削り、どこを削らなかったかがわかるようになります。
さて、100グリッドのペーパーでサンディングを開始します。 手で均等に圧力をかけてください。 しかし、あまり強く押しすぎないようにしましょう。 サンダーにお任せください。 このとき、サンダーパッドが完全に平らであることが重要です。 もし、少しでも揺らすと、小さな凹みができてしまい、削るのが大変になります。 また、作品の端のほうも注意が必要です。
100グリットから最終グリットに進むにつれて、各グリットでの研磨がより重要になります。 100番からスタート。 ここでの作業が不十分だと、仕上がったテーブルにプレーナーやCNC、ベルトサンダーの跡が残ってしまいます。 120番の紙ヤスリの傷を150番で完全に落とさないと、仕上がったテーブルにその傷が残ってしまいます。 これはどのグリットでも同じです。 そして、当然のことながら、粒度が小さくなればなるほど、傷は大きくなります。
サンドペーパーは木目に沿ってかけるか、それとも斜めにかけるか?
伝統的な木工家は、オービタルサンダーは木目に沿ってしか使えないとよく言います。 この件に関して、私は嫌なメールを受け取るかもしれませんが、それは少し時代遅れで、おそらく昔の手やすりの名残りなのだと感じています。 私は、木目に沿ってパスを出していきます。 でも、同じ方向にしかパスを通さないと、仕上がった後に木にサンディングの跡がうっすらと見えるんです。 だから、もう少しランダムなパターンにするんです。 私の知り合いの優秀な木工作家は、あるグリットでは木目に沿ってパスを出し、次のグリットでは最初のパスに対して90度傾けてパスを出しています。 そうすることで、研磨の跡が残らないようにするんです。 この方法は彼にとって非常に有効ですが、私はこのような標準的なパターンには少し不安を感じます。 そこで私は、木目に沿って、あるいは木目を横切って、よりランダムなパターンでサンダーをかけ、より円形のパターンを作ることが多いです。 砥粒を変えるときも、前の砥粒のときとは違うところから始めます。 研磨すると、砥粒が摩耗します。 だから、いつも同じところから始めて、同じところで終わると、作品にばらつきが出ることがあるんです。
ランダムオービタルの動作について考えてみると、木目をまたいでサンディングすることはそれほど悪いことではないように思えるかもしれません。 ランダムオービタルは、回転しながら「ランダムに」振動します。 そのため、木目に沿って研磨していても、実際には回転しながらあらゆる方向から木に当たっているのです。 この件に関してFestool社に問い合わせたところ、オービタルサンダーを使用しても違いはないとのことでした。