ハーフクロステントステッチは、初心者がニードルポイントで最初に習うステッチであることが多いようです。 このステッチの名前の由来は、平織りの布にクロスステッチ刺繍をするときに使う「ハーフステッチ」からきており、ニードルポイントのキャンバス以外では、同じように機能するのです。 ニードルポイント初心者の中には、クロスステッチの愛好家も多く、ニードルポイントのステッチはこれだけだと勘違いしている人もいるかもしれません。 しかし、そうではありません。 ハーフクロステントステッチは、コンチネンタルとバスケットウィーブの両方を含むニードルポイントのステッチのテントファミリーに属し、ニードルポイントのプロジェクトで何世紀にもわたって使用されてきました。

ハーフクロステントステッチを使用することには、利点と欠点があります。 良い面では、コンチネンタルステッチやバスケットウィーブステッチが入らないデザインの小さな領域をステッチするのに適しており、ニードルポイントプロジェクトを完了するために1、2ステッチを絞る必要がある場合です。 また、他のステッチよりも使用する糸が少なくて済みます。

マイナス面としては、モノ・キャンバスの大きなパターン部分に使用すると、メッシュ糸が引っ張られて形が崩れやすく、ステッチごとにテンションが不均一になることです。 インターロックやペネロペのキャンバスであれば、大きなモチーフやデザインエリアは問題ないでしょう。 また、ステッチを作る工程で、糸が裏側のキャンバスのメッシュ糸をすべてカバーしきれていないこともあります。 ハーフクロスのテントステッチ用キャンバスの右側(左)と裏側(右)を見てみましょう。

作品の右側を光にかざすと、キャンバスから覗く光の斑点にムラがあるのがわかると思います。 裏側は、帆布の網糸の隙間に縦の直線縫いが収まっています。

このチュートリアルでは、ハーフクロステッチの作り方を説明します。 ぜひ試してみてください。 時には、ハーフクロステッチが、デザインに必要な(あるいは必要とされる)場合もあります。

メモ

ハーフクロステッチは、左から右へ一列、左下から右上へ斜めに一針ずつ縫っていきます(左利きの方は、これが励みになります!)

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