ループを少なくとも1回実行する必要がある場合、PowerShellでDo-whileループを使用します。
Do-Whileループは、ステートメントの実行後に条件を評価するループ構造であります。 このループは、終了制御ループとも呼ばれます。
Do-while ループは while ループと同じですが、Do-while ループの条件は常にブロック内のステートメントの実行後にチェックされます。
Do キーワードも ‘Until’ キーワードと共に使用されて、スクリプトブロック内のステートメントを実行することができます。 Do-whileループと同様に、Do-untilループも条件が評価される前に少なくとも一度は実行される。 Do-Until ループは、条件が false になるまでコードブロック内のステートメントを実行します。 条件が真になると、ループは終了します。
Do-whileまたはDo-untilループでは、BreakやContinueなどのフロー制御キーワードを使用することができます。
構文
次のブロックはDo-whileループの構文を示しています:
次のブロックはDo-untilループの構文を示しています。
Do-While ループのフローチャート
Do-Until ループのフローチャート
Examples
次の例は、PowerShell で Do-while と Do-until ループを使用する方法を説明します:
Example1.Do-While ループのフローチャート。 この例では、1~10までの整数の値を表示します。
Output:
12345678910
Example2: この例では、Do untilループを使用して配列の値を表示します。
Output:
1234567
Example3: この例では、Do-whileループを使用して5の表を表示します。
Output:
5 * 1 = 55 * 2 = 105 * 3 = 155 * 4 = 205 * 5 = 255 * 6 = 305 * 7 = 355 * 8 = 405 * 9 = 455 * 10 = 50
この例では、Dのループを用いて5の乗算表を出力しています。 まず、変数 $table と $i にそれぞれ 5 と 1 を代入し、初期化します。
ループの中では、echoコマンドで$table * $iの掛け算を格納した$resの結果を表示しています。
毎回、変数$iの値を1ずつ増やし、条件をチェックしています。 変数$iの値が11になると、条件が偽となり、ループが終了します。