今年に入ってから、最高温度と最低温度という絶対温度に関する質問をかなり受けましたので、この2つの値に関する簡単な議論を始めることにしました。
絶対零度
熱力学において、絶対零度とは到達不可能な温度であり、エントロピーが最小値になる温度です。エントロピーとは、仕事に利用できないエネルギー、平たく言えば、あらゆる物質の「分子無秩序」状態を決定するために使用される特性です。 絶対零度または絶対0K(一般に絶対値として使用されるケルビン尺度で0度)は、摂氏尺度で-273.15度、華氏尺度で-459.67度に相当します。
科学者は100ピコケルビン(10-10ケルビン)という絶対零度に極めて近いところまで到達していますが、先ほども述べたように、少なくとも現在の知識では絶対零度に達するのは不可能なことなのです。 研究者たちは、この温度に近づくと、超伝導など、物質の驚くべき性質に注目します。
さて、これについてはかなり多くの人が知っていますが、多くの人が知らないのは、受け入れられる最小の温度があるのと同様に、プランク温度と呼ばれる最大の温度もあるということです。
プランク温度と最高温度
プランク温度スケールでは、0が絶対零度、1がプランク温度で、他のすべての温度はその小数点以下です。 この最高温度は 1.416833(85) x 1032 ケルビン度だと考えられており、それ以上の温度では物理法則が存在しなくなるだけです。
しかし、多くの人はこのかなり宇宙的なモデルに同意せず、我々が住んでいる宇宙についてますます多くのものを発見し続けるので、最高温度は増え続けると考えているのです。
私が調べたところでは、地球で得られた最高温度は36億度で、これは太陽の内部の2000倍以上の温度であるにもかかわらず、1032度のほんのわずかしかないのです。